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* かえる日和 *

おめでとう!

10月9日(月)

毎年、娘の誕生日には何かしらイベントがある。運動会とかお祭りとか・・・
今年は町内会&子供会の秋祭り。
こども神輿を担ぎ獅子をかぶって町内を練り歩き氏神さまでお祓いをしてもらう。
私は現在住んでいるここが出身地なので自分自身ずーっと参加してきたお祭り。
娘が同じ祭りに参加していると思うとなんだか感慨深く、めっぽう涙もろくなった私は目頭を熱くしながらカメラを向ける。はたからみたら変なおばさん・・・
前日のような風もなく天気に恵まれたいい日でした♪
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夜はお誕生日のお祝い!
メニューは娘の大好きな手巻き寿司(ネタはなんといってもタコ!)と唐揚げ。
ケーキはこちら・・・
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毎年同じケーキ屋さんで頼むのですがとても美味しいんですよ。
追加料金で絵を描いてくれます。今年はティンカーベルから娘宛に届いたはがきの絵がかわいかったので私の独断で。去年まではたまごっちだのトトロだのいろいろリクエストもあったのですが、さすがに大きくなってきたからかこれが好き!というキャラクターはないみたいで・・・

しかし、早いものです!あの出産の日からもう7年。
予定日を1日過ぎ、破水して入院し4日間も微弱陣痛に苦しみ最後には羊水が減って赤ちゃんが危険だからといわれかなり多めの陣痛促進剤を点滴されあれよあれよと言う間に強い陣痛がきて産まれた娘。だったら早く点滴してくれよ〜と後から思ったものです(笑)
かわいくてかわいくて赤ちゃんってすごいなぁと思ったのもつかの間。

9ヶ月の時に細菌性の髄膜炎にかかり生死をさまよいました。
あのときのことを思い出すとこうしてキーをたたいていても涙が溢れて止まりません。
救急で入院したのが夜中、意識が戻ったのは2日後でした。
このまま意識が戻らなかったらどうしよう、健康で産まれてきてくれた娘をこんな目にあわせたのは自分じゃないか・・・ずっとこのままだったら二人で死のう。そんなこと考えてた2日間でした。

救急で訪れた病院のその日の当直の先生がたまたま小児科部長でかなり迅速な判断と処置をしてくださったおかげで今現在の娘が存在しています。
髄膜炎にはウイルス性と細菌性があります。命を奪う危険性が高いのが細菌性です。
菌が体内入り髄液へまわり脳を圧迫してしまうのです。命を落とさなかった場合かなりの確率で障害が残ります。どんなに軽くても耳に障害が残り聞こえないというケースが多いようです。
娘の場合は本当に奇跡だと今でも先生がおっしゃるくらい回復しました。
体温を体内で調節する機能がこわれ上がりだすと上がりっ放し、下がりだすと下がりっぱなし。でもそれも年齢とともにすこしづづ回復するそうです。今は年に一度の脳波の検査をするだけでよくなりました。

入院は一ヶ月でした。つらい治療ばかりでした。なかでも髄液を背中から針で抜き取るのは大人でも耐えられない痛みだそうで、あまりにも見ていられないからお母さんは部屋から出てくださいと言われます。そんな検査も耐えて本当に娘はよく頑張ってくれたと思います。

一ヶ月の入院生活でいろんな子供を見てきました。とても大きな病院の小児病棟だったのでいろいろな病気と闘っている親子でいっぱいでした。もちろん娘が入院している間にも亡くなる子もいました。誕生を心待ちにされたくさんの人から祝福され愛されてる小さな命なのにこんなにもろいものなのかと苦しくて苦しくて。赤ちゃんが産まれて大きくなっていく。それが普通のことだと思っていました。しかしそれは違うんだと実感した一ヶ月でもありました。

随分大きくなり風邪もひかなくなった今、あの頃のことは頭から飛んで行きついついささいなことで怒ってしまうのですが、二本の足で立って歩き、走ることもできる。言葉をしゃべってへたなりに字も絵もかけるようになったそれだけで充分幸せじゃないか!とあの頃を振り返ることができる私にとって娘の誕生日はかけがえのない一日なのです。



by shioshio109 | 2006-10-10 14:36 | こども

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